社会福祉の現場で25年間、多くの高齢者とそのご家族の「リアルな暮らしと人生の節目」に寄り添ってきた清水智子行政書士事務所が、生前に進めておきたい「実家の資産整理のコツ」をわかりやすく解説します。
「親の財産がどこに何があるのか、実はよく知らない……」
「まだ元気な親に、お金や実家の話を切り出すのは気が引ける」
そう悩まれている方は非常に多いです。しかし、親御さんが元気なうちに資産を整理しておくことは、将来のトラブルを防ぐだけでなく、これからの親御さんの安心した老後生活(QOL:生活の質)を守るために最も大切なステップです。
福祉の現場で約50件の成年後見人として活動し、財産がわからず困り果てたご家族をたくさん見てきたからこそ言える、「親の心を傷つけず、円満に進める資産整理のコツ」をお伝えします。
なぜ「生前」の資産整理が必要なのか?よくある2大リスク
「亡くなってから通帳を探せばいいわ」と思っていると、想像以上に大変な事態に直面することがあります。
リスク1:認知症発症による「財産の凍結」
もし親御さんの認知症が進行し、お金の管理や意思決定が難しくなった(判断能力が不十分とみなされた)場合、親御さん名義の銀行口座は凍結され、定期預金の解約や実家の売却・リフォームなどが一切できなくなります。
たとえ実の子どもであっても、親のお金を代わりに引き出すことは原則できません。こうなると、介護費用を子どものポケットマネーから立て替えざるを得なくなるなど、家族の生活に大きな負担がかかります。
リスク2:亡くなった後の「隠れ財産・マイナス財産」の迷宮入り
「昔作ったきり使っていない地方銀行の口座」「ネット銀行の口座」「実は残っていた古い借入金や未払いの税金」など、本人が元気なうちでなければ存在すら気づけない財産があります。
亡くなった後にこれらを一から探すのは、残された家族にとって精神的にも時間的にも大きな負担になります。
親の心を傷つけない!資産整理の3つのコツ
いざ話そうとしても「縁起でもない!」「俺が死ぬのを待っているのか」と親が怒ってしまうケースは後を絶ちません。切り出し方にはコツがあります。
コツ1:「相続のため」ではなく「これからの介護・生活のため」として話す
「死んだ後の話(相続)」をするから親は身構えてしまいます。そうではなく、「これからお父さん・お母さんが病気になったり、介護が必要になったりした時、どこのお金を使えばいい? あなたたちの希望する医療や介護をしっかり受けさせてあげたいから教えてほしい」と伝えてみてください。
主役はあくまで「親のこれからの安心」です。この伝え方であれば、親御さんも「自分のための準備なんだ」と納得しやすくなります。
コツ2:まずは「通帳の場所」と「印鑑の場所」だけ確認する
最初から「いくら貯金があるの?」と金額を聞くのはNGです。まずは「万が一の入院の時に困らないように、通帳と診察券、印鑑がどこにあるかだけ教えて」というスモールステップから始めましょう。金額を知ることよりも、「どこにあるか」を家族が把握していることの方が、緊急時には遥かに重要です。
コツ3:口座の数を減らす「アカウントスリム化」を一緒に進める
高齢になると、複数の口座を管理すること自体が負担になります。「年金の受取口座」と「光熱費の引落口座」がバラバラなら一つにまとめる、何年も使っていない口座は一緒に窓口へ行って解約する、といった「整理」をサポートしてあげてください。これだけで、将来の手続きの手間が劇的に減ります。
不動産(実家)の整理は特に早めの対策を
徳島でも特に多いのが、「実家をどうするか」という問題です。
親が施設に入所して空き家になった実家を売却して介護費用に充てたい、と思っても、その時に親の認知症が進んでいれば売却できません。また、2024年4月から始まった「相続登記(名義変更)の義務化」により、不動産の放置はペナルティの対象にもなります。
実家を今後どうするのか(誰かが継ぐのか、売却するのか)についても、親が元気でしっかりと意思表示ができるうちに、家族会議を開いて方向性を決めておくことが大切です。
徳島での実家の資産整理は、清水智子行政書士事務所へ
親の財産や実家の問題は、単なる経済的な手続きではなく、家族の歴史や感情が複雑に絡み合うデリケートな問題です。
「親にどう切り出せばいいかわからない」
「介護のお金が足りるか不安」
そう思ったら、ぜひ一度ご相談ください。私は行政書士であると同時に、25年間、福祉や介護の現場でシニア世代とそのご家族を支えてきた社会福祉士・ケアマネジャーです。
家庭裁判所の家事調停委員としての経験も活かし、家族の間に入って円満に話をまとめるクッションの役割を果たします。事務的に書類を作るだけでなく、「親御さんがこれからどこで、どんな医療・介護を受けて生きていきたいか」という生活設計(QOL)とセットで、最適な資産整理の手法(任意後見や遺言、家族信託など)をご提案します。
「敷居の高い先生」ではなく、「何でも相談できる徳島のおばちゃん」として、温かくサポートいたします。どうぞ安心してお気軽にお頼りくださいね。
- 初回相談無料(親御さん同席でのご相談も大歓迎です)
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