41.Q:行政書士と弁護士・税理士、相続の相談は誰にするのが正解ですか?

医療や介護の現場で25年間、多くのシニア世代とそのご家族の「リアルな暮らしと人生の節目」に寄り添ってきた清水智子行政書士事務所が、相続や終活を考えたときに誰もが真っ先に迷う疑問「行政書士、弁護士、税理士、一体誰に相談するのが正解なの?」について、それぞれの専門分野の違いと賢い選び方をわかりやすく徹底解説します。

「相続の相談をしたいけれど、士業の先生たちは役割が違っていてよくわからない」

「うちの家族の場合は、まず誰のドアを叩けばいいの?」

福祉の現場で約50件の成年後見人を務め、財産管理から実際の遺産相続の現場まで、数々の「家族のリアルな選択」を最前線でサポートしてきたからこそ言える、「時間とお金を無駄にしないための、失敗しない士業の使い分け術」をお伝えします。

結論:士業の選び方は「今どんなトラブル(課題)があるか」で決まる!

行政書士、弁護士、税理士には、それぞれ法律で定められた「独占業務(その資格がないとやってはいけない仕事)」があります。

誰に相談すべきかの正解は、あなたのご家族が今置かれている状況によって、以下のように明確に分かれます。

相談すべき士業あなたのご家族の今の状況(選ぶ基準)専門家としての主な役割
行政書士
(当事務所)
【円満・予防】
親族間で揉めておらず、スムーズな手続きや将来の確実な備え(遺言・認知症対策)をしたいとき。
遺言書・遺産分割協議書の作成、戸籍収集、任意後見、自動車や許認可の名義変更
弁護士【紛争・泥沼】
すでに遺産を巡ってきょうだい間で激しく揉めている、または裁判所で戦う必要があるとき。
遺産分割調停・訴訟の代理人、他の親族とのタフな交渉、権利の主張
税理士【税金・申告】
基礎控除を超える高額な財産があり、相続税の計算や節税対策、申告が必要なとき。
相続税のシミュレーション、相続税の申告書作成、税務署への対応

1. 行政書士が最適なケース:円満な相続手続きと「生前の備え」

行政書士は「街の身近な法律家」であり、争いのない平和な手続きの書類作成や、将来揉めないための予防(終活)のプロフェッショナルです。

⭕ メリット:費用を抑えて、生活に寄り添った確実な書類を作れる

親族間で遺産の分け方に合意している場合、銀行口座の解約や名義変更に不可欠な「遺産分割協議書」をリーズナブルに作成できます。

また、生前対策(遺言書の作成、任意後見契約、家族信託の設計)において、ご本人のこれからの生活の質(QOL)を最優先にした、柔軟で温かいプランを一緒に組み立てるのが最も得意な士業です。

❌ デメリット:親族間の「揉め事の交渉」や「裁判」の身代わりはできない

万が一、きょうだい間で「俺がもっと多くもらう!」「絶対にハンコは押さない!」といった激しい対立が起きてしまった場合、行政書士があなたの代わりに他の親族と交渉したり、裁判を引き受けたりすることは法律上できません(※その場合は弁護士へのバトンタッチが必要になります)。

2. 弁護士が最適なケース:すでに揉めている・話し合いが不可能なとき

弁護士は法律の全般を扱える「紛争解決のプロ」です。

⭕ メリット:自分の身代わり(代理人)として、他の親族と戦ってくれる

「親族の1人と完全に絶縁状態で連絡すら取りたくない」「遺産の取り分で泥沼の争いになっている」という場合は、弁護士一択です。あなたの正当な権利を守るために、家庭裁判所での「遺産分割調停」や裁判をすべて代行してくれます。

❌ デメリット:着手金や報酬などの「費用」が非常に高額になりがち

弁護士は紛争を解決するのが仕事であるため、特に揉めていない円満な相続手続きであっても、一連の業務を依頼すると他の士業に比べて数十万〜数百万円単位で費用が高くなる傾向があります。「揉めていないなら、わざわざ選ぶ必要はない」のが現実です。

3. 税理士が最適なケース:相続税の発生が確実なとき

税理士は「お金と税金のプロ」です。

⭕ メリット:確実な節税対策と、税務署に睨まれない申告ができる

相続財産の総額が「基礎控除額(3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数)」を超える場合、亡くなった後10ヶ月以内に相続税の申告をする必要があります。税理士に依頼すれば、小規模宅地等の特例などをフル活用して、最も税金が安くなるプロの申告書を作ってくれます。

❌ デメリット:法律の「書類手続き」や「生活のサポート」は専門外

税理士の仕事はあくまで「税金の計算と申告」です。銀行口座の解約実務や遺言書の文面の設計、ましてや親の認知症に伴う介護保険や任意後見といった「生活面の法的手続き」は専門外となります。

迷ったらどこに行くべき?相続・終活のスマートな進め方

「うちは税金がかかるか分からない」「将来揉めそうかどうかも不安」という方は、以下のロードマップ(ステップ)を意識すると、無駄な相談料を払わずに済みます。

1.まずは「行政書士」を窓口にして、現状を整理する:ステップ1。

一番敷居が低く、全体を俯瞰できる行政書士(当事務所)へまずはご相談ください。財産の総額や親族関係を丁寧にヒアリングし、「そもそも相続税がかかるのか」「揉める要素があるのか」をクリーンに仕分けします。

2.【税金対策が必要な場合】提携する「税理士」を巻き込む:ステップ2。

仕分けの結果、相続税の申告が必要だと判断された場合は、当事務所が日頃から深く連携している「相続に強い信頼できる税理士」をチームに招き入れ、税金面の計算をバトンタッチします。

3.【揉め事が発生した場合】提携する「弁護士」へバトンタッチ:ステップ3。

万が一、親族間での話し合いが決裂し、どうしても法的な争いを避けられなくなった場合は、当事務所の窓口から「紛争解決に圧倒的に強い弁護士」へ角を立てずにスムーズに案件を引き継ぎます。

4.窓口を一本化したまま、円満にすべての手続きを完遂:ステップ4。

当事務所をハブ(窓口)にすることで、あなたがバラバラの士業の事務所を何軒もハシゴして同じ説明をし直す負担が完全にゼロになります。生前の認知症対策から最期の手続きまで、一貫した安心の体制で着地させます。

福祉の視点を持つ清水智子行政書士事務所ならではの強み

相続や終活の準備は、単なる「法律の書類(遺言書など)の枠を埋める作業」や「お金の計算」ではありません。その背景には、「親御様がこれから認知症になったとき、どこで、どんな介護・医療サービスを受けて、最期まで自分らしく安心して豊かな暮らし(QOL)を送っていくか」という『これからのリアルな生活設計』が100%セットで隠れているからです。

一般的な弁護士や税理士、行政書士は、法律や税金の手続きはできても、「介護保険の現場で実際にどのようなサービスが動いているか」「認知症の症状の進行に伴って、家族にどんな細かな負担がかかるか」という福祉・医療のリアルな現場実態を知りません。

私は行政書士として確実な法務実務を行うと同時に、25年間、福祉・医療の最前線で社会福祉士やケアマネジャー(主任介護支援専門員)として多くの方の生活の汗と涙に寄り添い、自身でも約50件の後見人を務めてきた人間です。介護事業所(指定居宅介護支援事業所ソーシャルサポート清水)も併設しているため、事務的に手続きを進める「士業の先生」としてではなく、医療・介護の現場のリアルな運営実態に基づいた、最もご家族が困らない現実的な生前・相続対策をご提案できます。

「士業の堅苦しい先生」ではなく、「何でも話せる街の保健室の先生」、そして「頼れる徳島のおばちゃん」として、あなたとご家族の未来の笑顔と確実な安心のために、トコトン寄り添って一緒に汗をかきます。どうぞ安心してお気軽にお頼りくださいね。

  • 初回相談無料(まずはあなたのご家族の現状のもやもやを、そのままお聞かせください)
  • ご自宅や病院、介護施設への出張相談も喜んで対応いたします。

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